養護教諭

養護教諭のやりがいや大変なこととは?

養護教諭のやりがいはやはり生徒との交流

どんな教諭もそうですが、生徒との交流は教師冥利につきるもので、やりがいになります。
養護教諭にとっても、それは格別でしょう。
養護教諭はクラスを持ちませんし、大抵は学校に一人ですから孤独と言えばそうですが、子供たちから見ると具合の悪い時に助けてくれ心強い存在でもあります。

子供たちは、時として養護教諭との他愛のないおしゃべりを楽しみます。
子供なりにストレスが溜まっているのでしょうから、多少のことは大目に見てあげたいものです。

そんな気持ちを打ち明けてくれるのは、慕ってくれているということですからうれしいですし、教師としてやりがいを感じるでしょう。
子供の話にじっくりと耳を傾け、時としてはアドバイスも出来ると良いかもしれません。

養護教諭にとって大変なことは

大変なのは、子供が具合悪くなり熱を出したとき、親に迎えに来てもらわないといけないのに、親と連絡がつかないという時です。
なにしろ、熱のある子供を一人で帰せないですから、このような時は本当に困ります。
今は特に共働きが多いので、このようなことはよくあり、親と連絡がつくまでは、その子を責任もって預かる事になりますから、他の生徒に感染させないように気を付けなければいけません。

また、子供がひどいケガをして病院に連れて行くということもあるでしょう。
このようなことは親の役目ですが、親と連絡がつかず、一刻を争うという時は、仕方ないかもしれません。
しかし、勤務中に学校を離れなければならないというのは、なにかにつけて心配です。

また、保護者とのやりとりも大変な場合もあります。
最近は虐待等、子供を守らなければいけないケースが多々あり、その窓口になるのは養護教諭ですから、虐待が疑われるような傷がある子供をいち早く発見しなければいけないのです。
その場合、親は虐待の事実を隠そうとする場合がありますから、その辺りをうまく察知して子供を守るのも養護教諭の役目でしょう。

その他にも、熱がある子供を引き取りに来てくれないという親もいる場合があります。
仕事を抜けられない等の理由はあるでしょうが、熱を出して苦しんでいる子はかわいそうです。
そのような場合も子供のケアが大変でしょう。

同僚の教師とのやりとりで大変ということもあります。
子供は正直ですし、養護教諭に救いを求めるところがあり、担任にひどく叱られた、暴言ともとれる言葉を投げかけられたということを訴えることがあるので、その訴えをどのようにするか考えなければいけません。

もしかしたら、その担任が体罰を行っていることも考えられますから、養護教諭がうまく立ち回って、判断するということもあります。
いずれにしましても、子供を守るためですから大変ですが、やりがいはあるでしょう。

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