養護教諭、保健室の先生の仕事とは

小学校の頃も、中学校の頃も、保健室の先生って結構きれいな先生が多くて、女の子もお男の子も憧れの存在だったという方も多いんじゃないかと思いますが、保健室の先生が養護教諭です。

学校全体の健康管理、保健管理を行い、保健室で応急処置を施すだけじゃなく、専門的な知識を使い児童、生徒たちの健康を考え、把握することが大切です。

養護学校教諭と同じように感じている方もいますが、養護学校教諭の場合、知的障害や身体的障害をお持ちの児童、生徒に対応する養護学校の教諭です。
そのため、似たような名前でも仕事内容が異なります。

養護学校については盲学校、聾学校などの区別がありましたが、2007年より名称が一本化されており、現在、特別支援学校という名称になっています。
養護学校教諭についても、養護学校教諭から特別支援学校教諭という名称に変わりました。

養護教諭の仕事は多岐にわたる

日常的に学校で生徒、児童が怪我をした場合などの救急処置を行います。
養護教諭は医師ではないので、治療を行うことはできません。
もしも症状が深刻という場合には、養護教諭の判断によって担任、また校長の許可を得て、保護者に連絡を取り病院に連れて行くこともあります。

児童や生徒が怪我、病気になったということへの対応以外、水質検査、空気検査などの様々な個所をチェックすることも養護教諭の仕事で、学校内の衛生に関して異常がないか、児童や生徒に影響を与えることがないかどうかも確認します。

怪我、病気などについてまた流行している感染症などについても授業等をとおして指導します。
虫歯などについても虫歯予防デーを利用し、歯の磨き方、虫歯になるとどうなるのか?どういう怖さがあるかなどを指導します。

風邪が流行する時期には予防について、うがい、手を洗うことの徹底、家族に患者さんがいる場合には近寄らないなど、指導を行う必要もあります。

食事や睡眠などの日常生活のリズムを整得る指導も、保健室の先生、養護教諭の仕事です。
朝ご飯をしっかり食べる事の必要性なども、プリントなどを通し、児童、生徒、また保護者にも指導します。

保健室で児童と生徒の心を守るのも養護教諭の仕事

保健室に来るのは擦り傷をおったり、お腹が痛くなったなどの体調不良の生徒ばかりではなく、精神的に不安をもってくるということもあります。

昨今、いじめの問題は各地、各学校で明らかになり大きな問題となっています。
残念なことに命を絶ってしまうほどに追い詰められ、相談する場もなく亡くなってしまうお子さんもいて、こうした子供を出さない!ということを教育の場で徹底しなければなりません。

子供たちがいじめなどの逃げ場として最初に浮かぶのは保健室です。
養護教諭は心に深い傷を負った児童や生徒がどんな問題を抱えているのか、いじめの中にさらされているのか、しっかりと把握し、しかるべき処置を、担任、校長、また学校全体と保護者が深くタッグを組んで解決していくことが求められます。

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