小学校教師の夏休み
小学校が長期の休みになる夏休みに先生は何をしているのだろうと、子供のみならず大人も不思議に思うものです。
夏休みは大体40日くらいありますから、かなりの長期になり、その間、子供は学校に来ません。
中学校であれば部活の練習等がありますが、小学校はそういうこともないので、先生はどんな仕事をするものでしょうか。
実は、夏休みでも教師は学校に行きます。
決まった会議は夏休み中に2~3回、子供たちの登校日も学校によってはあり、そういった日に先生方は顔をそろえるようですが、その他の日は比較的自由です。
とはいいましても、8時から17時は勤務時間になっていて学校にいますのでたまっていた仕事をしたり、保護者と面談をしたりしています。
そして、給食がないので、その辺りの会社員のように外にランチに行かれるのが何よりの楽しみとなっている先生も多いようです。
普段取れない休みを取る
ご存知のとおり、子供は体調やら親の都合やらで学校を休むことはありますが、先生はよほどのことがないと学校を休みません。
たとえ、インフルエンザが流行って学級閉鎖になっても先生は学校に行きます。
つまり、先生は普段、学校を休めないのでなかなか大変な職業です。
しかし、先生だって私生活がありますから、たまには家族と旅行に行ったりもしたいでしょう。
子供と休みが合うチャンスが夏休みぐらいしかないので、この時期にまとまった休みを取るという人も多いようです。
親が学校の先生ということで、寂しい思いをしている子供は多いですから、先生もこの時期にうんと家族サービスをしてあげてほしいものです。
講習会などで自己研鑽
夏休みには先生方を対象にした講習会等があるので、そういった会に参加して自己研鑽するという先生も多いです。
たとえば、パソコン、工作、体育、読書、絵画など、今後の授業に役立てるためのもので、新しい分野を広げるのでしょう。
このように、先生が勉強してくれると、後で子供たちに還元できますから、大いに夏休みを活用して新しい分野を広げて行ってほしいものです。
秋には運動会があるという学校も多いでしょうから、先生が休み中に新しい運動会のための競技や遊戯を学んで取り入れてくれれば、子供達の励みになりますし、親としても子供の成長を見られて嬉しいものでしょう。
また、読書週間もありますから、先生が夏休みに子供のおすすめの本の研究をしてくれると、子供たちの興味も本によって広がることになります。
本を通して、将来なりたい職業を考える子供も出て来るかも知れません。
大げさかもしれませんが、このように考えると小学校の先生の夏休みの過ごし方一つで子供に良い影響を与えられるかどうか決まるのです。