小学校と中学校は担任制度が違う

小学校は担任が、すべての教科を受け持ち、子供たちと一日一緒に生活します。
ただし、音楽や図工は高学年になると専門の教師が見ることになるという学校がほとんどです。
また、学校によっては低学年でも担任同士で、体育と音楽を交代してみるなど、自分自身の得意分野を活かしているところもあります。

その教師によっては、休み時間もいっしょに子供と遊ぶということもあるようです。
子供は先生とサッカーやドッジボールをやるのが大好きなので喜ぶこと間違いなしで、そのようなタイプの教師は子供の間で人気者になるでしょう。

それに比べ、中学校は教科担任制になっていますので、担任が全ての教科をみるわけではありません。
担任は自分の担当する教科とクラスのホームルーム等を見て保護者とのやりとりもありますが、小学校程の関わりはないでしょう。
中学校では部活があるのが小学校との大きな違いで教師は、ほとんど部活動に顧問として関わります。

部活動への参加やその他にも大きな違いがある

小学校は授業として自分の興味のある分野に所属するクラブがあり、4年生以上になると関わりますが、授業の時間内です。
クラブは体育分野や音楽分野、手芸や料理といった家庭科分野等、多種多様なものがあります。

中学校では部活動があり、自分の興味のある活動に参加するようになっていて強制ではありませんが、1年生のうちは全員参加としている学校もあります。
この活動を顧問として支えるのが教師の役目で、運動部であれば朝は7時くらいからの朝練、放課後は16時から18時くらいまでの練習、土日祝日も試合や練習があるという部がほとんどでしょう。
土日など、遠征試合があるときは教師も顧問としてつきそい、夏休みなど宿泊合宿がある場合も教師のつきそいは必要です。

このようなことから、中学校の教師になると部活のために、土日祝日も出勤しなければならないということになります。
この勤務の過酷さは最近、問題になっているので、学校によっては外部から指導者を雇うなどして教師の負担を軽減する試みを行っていますから、今後は軽減されるかもしれません。

さらに大変なのは、部活以外にも担任などを持っていると、クラスの指導も怠る事は出来ませんし、教科の授業の準備も進めなければいけないということです。
まして、年に何度かある定期テストの時は、問題作りがありますし、学校によっては勉強会を放課後に設ける場合もあります。

それ以外にも、委員会活動や生徒会活動にも関わるということもありますし、親のボランティア等がある場合は、その担当になるということもあり、運営の仕方の相談に乗ったり、スケジュール管理に手を貸したりしないといけません。
このようなことから、考えると中学校は小学校よりも業務が多いでしょう。

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