チャイルドマインダ―の歴史

チャイルドマインダ―の歴史を紐解くと、18世紀から19世紀、イギリス産業革命に遡ります。
当時、工場の産業がさかんだったため家庭内は共働きですから、いつの時代も同じで子供が小さい場合は、面倒を見てくれる人が必要だったのでしょう。

その辺りは定かなことは分かっていませんが、恐らくはどこかの家庭で工場の従業員の子供の面倒を見ていたと思われます。
たぶん、子供のいるような家庭の主婦が、「うちにも子供がいるから、一緒に面倒見るよ。」というような気軽な気持ちだったのかもしれません。

自分の子供と一緒におやつをあげたり、遊ばせたりしながら、親の仕事が終わるまでの時間を見ていたのでしょう。
それが、恐らく少人数の家庭保育だったことから、今のチャイルドマインダ―に結びついていったのではないかと思われます。

普及の経緯について

上記のように、産業革命がきっかけになって、人々は子供を預けて働くようになりました。
最初の頃は、子供を仕事場に連れて来るような親もいたのかもしれません。
そうなると、仕事にならないから、どこかの家で預かろうということになり、家庭内保育がいろいろなところで始まったと考えられます。

現在、イギリスではチャイルドマインダ―による保育が普及していて、保育園よりもチャイルドマインダ―を選ぶという家庭の方が多いようです。
経済的にゆとりのある家も増えてきているという背景もあるでしょうが、家庭に近い環境での少人数保育の重要性が認められているのではないでしょうか。

どうしても、大人数の保育園ですと、一人ひとりに目が行き届かないという事はありますし、思わぬケガなどの心配事も多いのでしょう。
それに比べ、チャイルドマインダ―ですと、少人数なので一人ひとりに目が行き届き、きめ細かい保育ができますし、時には勉強を教えてもらうこともできます。

このようなことから、日本でもその影響が及ぼされていることもありますし、最近は少子化で子供を大事にする傾向が強いので、大人数の中よりも、きめ細かく見てもらった方が安心という考えの親も増えてきたのでしょう。
また、テレビ等のメディアに取り上げられ、タレントが資格取得ということに挑戦するという企画があったことから、この資格が広く浸透していったということが考えられます。

資格を取るのも、専門学校等の教育機関が増えて来ましたので、人々が手軽に取れるようになったということもあります。
その背景に保育所不足、虐待の増加などの背景もあるでしょう。

それでも、これからの日本を作る子供たちを育てたいと行く気持ちの人が増えてきたということですから、喜ばしいことです。
それだけ、この資格が日本で浸透しているということですから、チャイルドマインダ―のきめ細かい指導で育った若い人たちの今後を見守りましょう。

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